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東京大学大学院理学系研究科 地球惑星科学専攻 茅根研究室

戦略的創造研究推進事業 CREST「海洋とCO2の関係性解明から拓く海のポテンシャル」領域  「アルゴが解き明かす亜熱帯モード水のCO2吸収・貯留機構」(研究代表者:須賀利雄 東北大学)

研究機関/研究費:2023年度〜2028年度まで/52,200,000円

共同研究機関:代表者 東北大学理学研究科 須賀 利雄、国立研究開発法人海洋研究開発機構
地球環境部門(海洋観測研究センター) 細田 滋毅

研究目的:北太平洋中緯度は、CO2の正味吸収量、蓄積量とも比較的大きな海域である。深層水が形成されないこの海域では、海面から主密度躍層(深度数百メートル)までの上層海洋の諸過程がCO2の吸収・貯留を担っている。これを明らかにするため、北太平洋中緯度上層の海洋構造を決める支配的なプロセスの一つである北太平洋亜熱帯モード水(NPSTMW)とその周辺における物理・生物地球化学過程と、炭素循環との関係を解明する。

研究概要:季節サイクルを捉えた上で、季節内のメソスケール(~月/~100km)・サブメソスケール(~週/~10km)の現象も分解するために、上層海洋の物理過程が最もよく理解されている亜熱帯循環北西部(小笠原諸島周辺)を実験海域とし、多項目高頻度プロファイル観測を実施して、上記の時間スケールを分解する高頻度時系列データを複数年にわたり取得し、既存の現場・衛星観測と組み合わせることで分野融合研究を実施する。

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